自分の経験をオンライン講座のテーマに変える時の考え方

自分の経験をオンライン講座にしようとすると、最初は「これなら話せそう」と思えても、いざテーマ名を決める段階で手が止まってしまうことがあります。

過去に悩んだことや工夫してきたこと、人から相談される実績はあるのに、いざ講座としてまとめようとすると「これは本当に人に教える価値があるのか」「どこまで自分の話を出していいのか」と迷いが生じることも珍しくありません。

たとえば、講座タイトルの候補をいくつか書き出してみても、「ただの体験談に聞こえないだろうか」と感じ、そこから先の言葉が出てこなくなることがあります。

それはやる気がないわけでも、伝えたいことがないわけでもありません。

むしろ、経験が自分にとって身近で大切なものだからこそ、どうすればテーマになるのかが見えにくくなっているのだといえます。

この記事では、自分の経験をオンライン講座のテーマに変えるときに起こりやすい悩みを整理していきます。

講座づくりの入り口を具体的に見つめることで、自分を責める視点から離れ、思考や現状を整理するうえで、少しでも参考になれば幸いです。

目次

経験をテーマにしようとすると、なぜ手が止まりやすいのか

まずは、自分の経験を講座のテーマにしようとしたときに起こりやすい悩みを整理していきます。

ここでは、テーマが決まらない状態を単に「考えが浅いから」と捉えるのではなく、経験を人に届ける形へ整えていく過程で何が起きているのかを整理します。

自分にとって当たり前すぎて、価値が見えにくい

自分が時間をかけて身につけてきたことほど、本人にとっては「普通のこと」に感じられがちです。

たとえば、悩みながら編み出した手順や、人からよく感謝される考え方も、自分の中では特別な知識として扱われていないことがあります。

そのため、講座のテーマにしようとした瞬間に「こんな内容でいいのだろうか」と不安になりやすくなります。問題は、経験そのものに価値がないことではなく、自分ではその価値に気づきにくい位置にあることです。

伝えたいことが多すぎて、テーマの輪郭がぼやける

経験を振り返ると、失敗談や乗り越えたコツ、気づきなど、伝えたいことが一気に溢れてくる場合があります。

たとえば、初心者向けに話すつもりだったのに、気づけばもっと専門的なことまで入れたくなり、講座の中心が見えにくくなることがあります。

どれも大切に思えるほど「結局この講座で何を一番に伝えるのか」が見えにくくなります。

オンライン講座のテーマは、人生のすべてを網羅するものではなく、経験の中から一つのテーマを取り出すものです。

テーマが定まらないのは、考えていないからではなく、材料が多すぎて整理の途中にいる状態だと言えます。

自分の経験を講座にすることへの抵抗感

経験をテーマにする場合、単なる知識を伝える講座よりも、自分自身の内面に触れる感覚が強くなります。

過去の悩みや失敗をどこまで開示するのか、どの部分なら受講者の役に立つ形で伝えられるのかを検討しなければなりません。

テーマづくりが進まない背景には、内容の整理だけでなく、自己表現へのためらいが含まれていることもあります。

これは弱さではなく、自分の経験を丁寧に、大切に扱いたいという気持ちの表れでもあります。

テーマにする際、大事なのは、経験そのものより「どんな変化を扱うか」

次に、自分の経験をオンライン講座のテーマに変えるときについて考えていきます。

すぐにノウハウへ落とし込む前に、経験の中にあるどんな変化が受講者にとって意味を持つのかを整理してみましょう。

出来事ではなく、変化の前後を見る

経験をテーマにしようとすると「私は何を経験したか」という出来事から考えがちです。

しかし講座のテーマとしては、出来事そのものよりも、その経験を通して「何がどう変わったのか」が重要になります。

たとえば「副業で悩んだ経験」という事実よりも「自分に合う働き方を見つけるまでに、どう迷い、どう解決したか」というプロセスのほうが、受講者の関心に寄り添うことができます。

出来事を並べるのではなく、そこにあった変化に目を向けることで、内容は整理しやすくなります。

過去の自分がどこでつまずいていたかを見る

自分の経験をテーマにするとき、過去の自分を受講者に近い存在として見つめ直すと、扱うべき内容が見えやすくなります。

当時の自分がどこで苦しくなり、何を勘違いしていて、どんな言葉があれば救われたのかを思い出してみてください。

ここで大切なのは、過去の自分を反省することではなく、どの段階でどんなサポートが必要だったのかを客観的に確認することです。

その視点を持つことで、経験は単なる思い出から、誰かの助けになる材料へと変わります。

すべてを教えようとすると、受け取る側が迷いやすい

経験が豊富な人ほど、講座に盛り込みたい内容が増えていくものです。

しかし受講者がまず求めているのは、背景全体の説明ではなく、「今抱えているつまずきをどう解消し、どう進めるのか」という具体的な道筋です。

テーマを決める段階では、経験のすべてを詰め込む必要はありません。

完璧を目指すよりも、まずは一つの変化や一つの悩みに絞るほうが、受講者には入りやすくなります。

つまり、講座のテーマを考えるときは、「何を経験したか」よりも「その経験によって、どんな悩みがどう変わったのか」を見つめることが大切だと言えそうです。

講座づくりは、自分の経験を小さなテーマ候補に分けるところから

最後に、経験をテーマに変える作業を具体的に進めるための考え方に触れていきます。

最初から正解を決めようとせず、テーマを見つけるまでの途中段階だと考えてみてください。

いきなり大きなテーマ名を決めようとしない

「何の講座にするか」を一言でまとめようとすると、内容がぼんやりしやすくなります。

「自分らしく生きる」といった広いテーマは魅力的ですが、受講者が具体的に何を得られるのかが伝わりにくくなることもあります。

大きな言葉にまとめる前に、経験の中にある小さな場面を切り分けてみてください。「何に悩んでいる人のための講座で、どんな見方ができるようになるのか」まで考えると、内容はぐっと具体的になります。

仮のテーマにしてみると、必要な材料が見えてくる

テーマは最初から完成させる必要はなく、まずは仮で置いてみることで見えてくるものがあります。

たとえば「〇〇に悩んでいる人が、△△を見直す講座」と型に当てはめてみると、自分の経験のどこが活かせて、どこを補うべきかが明確になります。

この段階では、売れるかどうかを気にするよりも、自分の経験と受講者の悩みがどこで重なるのかを確認することが大切です。

一人で考え続けるより、学びながら見直すことで見えることもある

自分の経験は自分に近すぎるため、一人で整理していると重要なポイントを見落としてしまうことがあります。

講座などを参考にすることで「どこを詳しく説明するべきか」「どの経験をテーマとして切り出せるか」といった視点を得やすくなります。

講座づくりは最初から一人で完結させるものと思わず、調べて学びテーマを研ぎ澄ませていく道もあります。

まとめ

自分の経験をオンライン講座のテーマに変えるときは、経験を丸ごとまとめようとするほど迷いが生じやすくなります。

大切なのは、出来事のすべてを語ることではなく、その中で起きた変化や、過去の自分がつまずいたポイントに光を当てることです。

最初から完璧なタイトルを目指さなくても、仮の言葉を置いてみることで入り口は見えてきます。

一人で抱え込まずに、対話を通じて経験の価値を再発見していくことも一つの方法です。私自身も、講座づくりをサポートする立場として、皆さんの歩みに寄り添っていきます。

さらにテーマ候補を整理したい場合は、関連する内容にも目を通してみると、自分の経験の活かし方が見えやすくなります。




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この記事を書いた人

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